10月31日(水)<夜>

砂ズリとモモ


まずは砂ズリを多めの油でカリッと焼いてキャベツといっしょに、ワインを飲みながら食す。砂ズリってこっちの方では「砂肝」、あっちの方では「砂ズリ」。名古屋ではどっちだ?それと、「砂ズリ」って鶏のどこ?
つづいて、モモ肉を同じように焼いて、ネギソースをつくってレモンを搾って、ご飯といっしょに食す。ごぼうのサラダも作ってみたがこれはまだまだ勉強が足りないらしく、美味くいかない。ただのマヨネーズ・胡麻風味だと面白くないし。ごぼうの微妙な太さも大切みたい。要研究。

久しぶりにまともに料理した。美味かった。

昨日から学園祭のため授業がないんだけど、授業がないとその分別にやることが増えてしまい肝心の課題が進まない。毎晩今夜はがんばろうと思っていても、少し本でも眺めてるとすぐに眠くなる。今夜ももう2時前。これからがんばるには・・・寒いしな〜。でもリーダーのあっちゃんが札幌から帰ってくるまでに模型作らなきゃ。

スペイン、バルセロナ郊外Cubelles(クベーリャス)在住の画家、染川省三さんが帰国して今ポレポレで個展をしてる。俺がスペインに行ったときにいつもお世話になってる人で、100年ほど前の羊小屋を自分で改築しながらアトリエにしている。俺が行ったときにはいつもその手伝い。セメント捏ねたり、石を運んだり、レンガ積んだり・・・詳しくは俺の旅のHPを御覧ください。今日電話で話してみると、最近絵を描く方が忙しくてアトリエの改築が進んでないとか。俺が行くのを待ってるとか・・・。そんなことなら、今すぐにでも飛んでいって、あのスペインの青い空の下、地中海を眺めながら裏山でワインを飲んで、暖炉で肉焼いて・・・・・
あんなに食ったのにまた腹減ってきた。





10月27日(土)<夜>

銀座の恋の物語


葛西臨海公園銀座でデーティング。といっても葛西臨海公園には谷口吉生氏の展望台を、銀座へはレンゾ・ピアノのHERMESを見に行ったのでお勉強デーティング。

大きいのか小さいのか、中にいる人が大きいのか建物が小さいのか、遠くからは大きく見えたり小さく見えたり、近づくと案外小さかったり・・・何か、最後までスケールのつかめない建物だった。が、駅を降りてむこうに見える展望台は何とも美しく、そこへ吸い込まれるような、近づきたくなるような姿。展望台の側にある同じく谷口氏設計の水族館、その向こうに見えるディズニーランド、そして反対側に見える大観覧車、高架を走る電車、高速道路、逆光に輝く東京湾。良かった。ただ、ガラスの展望台の中はかなり暑く、設備設計2級。数万人の熱狂コンサートでも涼しい横浜アリーナの換気を見習って欲しいな。
地下鉄の駅からお上品なHERMES。一つ一つ手作りの大きなガラスブロックの壁、輝くガラスブロック、ガラスブロックの向こうに見える人のシルエット、新宮晋氏の風の彫刻。とにかくHERMESはガラスブロック。これだけだな。でも、隣の工事用パネルで覆われた建物までも美しく見せるすごさはあった。欲しいものはたくさんあったけど、買えそうなものは・・・。だって、マウスパットが¥32,000。

で、やっと「今日のメシ」。同じく銀座にある、先日講義を受けた赤坂喜顕氏の設計した水のようなビルGINZA GREENの中でお食事。赤坂氏がぶち大変あつく語ってたわりには結構普通の商業ビルで、ん水?ですか?写真はきれいだったのにな〜。
・平目のハリハリサラダ
・羊の胡麻焼き、ピーナッツソース
・鴨とえのきのクリームソースパスタ
・フォアグラと牛たたき丼
・焼き芋のティラミ

など。大人のお食事でした。美味しかった。
ゆっくり食べて、夜の銀座のウィンドウショッピングも楽しかったよ。





10月20日(金)<夜>

味噌ラーメン


平日は全く更新できんな〜。「週末のメシ」になってしまうのでがんばって学校から帰ってメシをつくった。夜11時に買い物して帰ってそれからつくるってのはなかなか大変だけど、やっぱり自分でつくって家で食べるメシはホッとする。

豚ミンチとモヤシを炒めて簡単味噌ラーメン。ホッ。

今日は仕事場の事務所がお昼から停電だったので、みんなでカレー食べてワイン飲んだりして、本読んで、シエスタ。お天気もいいし、シエスタっていいね。研究室で打ち合わせがあり、早めに学校へ。

授業では卒業設計の説明。ついに卒業設計。うぅっっっ・・・苦しい・・・。





10月20日(日)<夜>

豚トロ焼き


石鹸が鼻に入ってくしゃみと鼻水がとまらん。う〜苦しい、涙まで出てきた。

設計室チョリスへいって左官職人になった。右と左の腕をプルプルさせながら鏝を持って塗りまくる。素人が塗ったにしてはなかなかきれいに仕上がったと思う。チョリスは横尾とその仲間達が組んでるチームでいつも盛り上がったことをしてる。HPを御参考に。
場所は太子堂なんだけど、電車が嫌いな俺はそこまで行くのになかなか足が重く、かといって自転車で行くには遠い。でもやっぱり電車は嫌いで、それなら自転車をがんばって漕ごうと出発してみると何と35分で着いてしまった。何だ、近いじゃんか。中野区沼袋から世田谷区太子堂、結構遠いはずなんだけどな〜、近いのかな〜?

肉体労働のあとは肉を食わなきゃと、最近流行の豚トロを焼いて野菜で巻いて、コチジャンソースを付けて食す。たくさん食べたはずなんだけどまた腹減ってきた。これから夜食だ。





10月20日(土)<夜>

カリーライス


週末になってやっと家でゆっくりメシが食える。今週の夕食はひどいものだった。弁当とかパンとかってのは食ったのか、食ってないのかよくわからん。とりあえず空腹感は満たされるんだけど。いくら忙しくても、美味しいものを食べる時間はいただきたい。

カレーペーストとホールトマト、ヨーグルトでつくる簡単30分チキンカレー。ちょうど一年前、陶芸の帰りにmikiと内藤くんにふるまい、夏は岡崎家でじょんじょろメンバーにふるまい、たかおちゃんにふるまったときは「うん辛くないよ」といいながら恐縮汗をダラダラ流してたあのカレーです。

いきなり寒くなり、自転車には手袋が必要な季節がやってきた。サンダルで外へ出ると少し寒い、風呂上がりにはドライヤーで髪を乾かさなきゃいけない、食器を洗う水が冷たく感じる・・・街にはマフラーをした人、コートを着た人が増えてきた。





10月14日(日)<夜中>

CORVO


俺はほとんど一人でお酒を飲むことはないが、一年に何度かア〜飲みたいな〜と思うときがある。今夜がその日だった。

太陽の香りがする、強い赤ワインが飲みたくてイタリアのシシリア「CORVO」と、スペイン「RIOJA」(リオハ)を買う。「CORVO」は安いわりにはしっかりした味の好きなワインだと思ってたけれど今夜のはあんまり美味しくない。味が落ちたのか、気持ちが美味しくないのか?
「RIOJA」といえば、去年の春、スペイン、ビルバオで横尾と飲み歩いた「RIOJA」が忘れられない。ビルバオへの旅の目的はグッゲンハイム美術館を見ることと、「RIOJA」を飲むことだったので、早朝バスでビルバオについて早めにグッゲンハイムを見たあとはこれといってすることもなく、街を歩き、「RIOJA」を飲み歩き、食べ歩いた。一日で11件のBARなどをはしごするという異常な日だった。やっと宿を見つけて、ほっと一息で寄ったBARでタパスをつまみながらはじめて飲んだ「RIOJA」、下町の酔っぱらいが多いちょっと恐い雰囲気のBARでチキンの丸焼きにかぶりつきながら飲んだ「RIOJA」、夜の10時からしか開かないレストランを待つ間、隣のBARで飲んだ「RIOJA」、そして二人ともホテルまで歩いて帰れないほどたくさん食べながら飲んだ「RIOJA」。どこで飲んだ「RIOJA」も力強い太陽の味、大地の味がして、ビルバオの人も「RIOJA」を愛していて自慢していてとっても気持ちのいい味だったことを思い出す。「RIOJA」はワイングラスではなく、ずんぐりした大きめの普通のグラスで飲む。それがまた力強くて良い。

イタリア、スペイン、どこかへ行きたいな〜。





10月13日(土)<夜>

至高の炭火焼き肉スパイ大作戦


ご近所さんのタカオちゃんのお仕事で横浜にある焼き肉屋へ「スパイ大作戦」に。店内の写真撮ったり、客席数をチェックしたり、メニューをチェックしたり、店員との会話を録音したり、かなり怪しい挙動不審のタカオちゃん。最後には酔っぱらって呂律がまわってない・・・
そのお店は芸能界、スポーツ界のお客さんが多いらしく、俺達が行ったときもアナウンサーの西山キクちゃんがいた。キクちゃんは尾道出身で暁星(福山にある女子校)出身なので俺達にとっては何だか身近な感じで、デビュー当時から人ごとではない。元気そうで何より。お客は全部で15人しかいなかったのに内広島県民が3人とはなかなかじゃな。

普通に高くて美味しい店だった。





10月12日(金)<夜>

レバー炒め丼


10月から学校が始まって2週間。晩御飯をゆっくり食べてる時間もない。帰りが10時とか11時とか12時とか。明日が休みなので今夜はほっと一息。買い物して10時に帰ってメシをつくる。血生臭いものが食いたいらしく鶏のレバーを買う。エンドウ豆の新芽だという「豆芽」といっしょに炒めてゴマ油でタレをつくってご飯にかける。自分でつくったもんを食べて、またほっと一息。

ア〜眠くなってきたが、何故かこの秋は大変元気がある。どんどん飛ばせる感じ。まだまだ戦えるぜ。でも今夜はもう眠いな〜。





10月8日(月)<おやつ、夜>

栗の渋皮煮、鶏鍋


いきなり寒くなりやがって、また風邪ひきそうになったじゃん。危ねー危ねー。髪切って頭が冷えるから気を付けなきゃな。

秋になると青山家では萩(山口県萩市)から送られてくる栗を使って渋皮煮をつくる。萩は俺のお爺の故郷で、だから俺の故郷でもあり、あの歴史のある静かな町に行くと血が騒ぐ。お爺のお父、俺の大爺は横浜からアメリカへ向かう船の石炭庫に忍び込み、アメリカへ渡り、アメリカで小銭を稼いで帰国し、その後萩で暮らしたというなかなかの曲者だった。スーツを着て両手にでっかいロブスターを持ってニコッとした写真などがたくさん残ってる。大爺は俺と同じ鼻をしてる。
栗の渋皮煮は俺の大好物の一つ。

夜は鶏とジャガイモ、ネギを酒だけで蒸すように煮るお鍋。「馬路村のポン酢」があればもっと美味かったのに。





10月4日(木)<昼>

雲南豆腐丼


六本木にある日本で唯一雲南料理の食べられる店「御膳房」。そこで以前食べた雲南豆腐が忘れられず、今日は一人で美味しいランチ。ここの雲南料理というものは北京、四川などのように油っこくもなく、四川ほど辛くもなく、タイやベトナムの雰囲気も少しあって程良く甘く、程良く酸っぱく、程良く辛い。なかなかのお味です。(赤で二重丸)。そしてこの雲南豆腐もまあ一度御賞味あれ、豆腐が小さく砕いてあってちゅるちゅるって感じ。はじめて食べたときはかなり衝撃的でした。

「御膳房」は雑誌や本に良く紹介されてるわりには何故かお客が少なく、ゆっくりできるいい店です。おすすめ。値段もそんなに高くないです。

学校が始まるといきなり忙しく、ろくにメシを楽しんでる時間もなかった。久しぶりに食べた美味しいメシ。ちなみに夜はうどんとバケット。

六本木に行ったのは西麻布にあるハイチ大使館でミーティングがあったから。みなさんご存知?、私「ハイチ文化交流の会東京営業部長」という肩書きもありまして・・・説明すると長いのですが、ハイチへゴミ収集車を送るプロジェクトを現在進めてまして・・・ということで何かと走り回っております。またいいことがあったら紹介します。

ふ〜ぅっ。忙しいことは良いことだ。




(c)shuya.ao 2001.06〜