5月26日(月)

生ハムたっぷり


日本で買う生ハムは高い。↓の写真にある生ハムは¥700/100g、今日買った生ハム↑は¥198/100g。今週の土曜日31日は50人のBIGパーティー、さて、どっちを買うべきか。どっちも買って混ぜてみるか?

タパスについて省三さんから速達メールが届いたので、紹介しましょう。今日は省三さんの文章で手を抜こう。


<タパスについて>
現在ではタパスはおつまみ全体を指す言葉になっています。ただ、フランスパンを輪切りにして、その上にハムやチョリソ、卵焼などを乗せたのはバスク地方特有のタパスです。
だから、写真に出ていたタパスはバスク地方のになります。

語源:
スペイン王アルフォンソ13世(1886-1931)が、アンダルシーア地方を訪問していた時のこと。休憩の為に寄ったバールで王様がシェリー酒を注文したところ、急に風が吹いてバールに砂埃が入り込んで来た。そこで、ボーイが王様のコップに生ハムの薄切りをのせて蓋をした。
王様がボーイに理由を聞くと、「このタパ(蓋)で砂がコップに入らないようにしたのです」と答えた。王様はこの機転が大いに気にいって、このタパを食べてシェリー酒を飲み、同じタパを注文した。家来達も同じようにシェリー酒とタパを注文した。

因みにタパはスペイン語で蓋の意味。

面白い話だろう。




5月17日(土)

食材買いだめ


さっきまた揺れた。今夜も揺れた。今夜の揺れは少し不気味な感じがしたけど、この地面の下では何が起こっているのか、どう動こうとしているのか。恐い。

今日は「食材買いだめの日」。米も底をついていたのに買い物できなかったものだから、今日は勢いがついた。最後には現金がなくなりカードで支払いする始末。目の前に美味そうなものが並んでいると試さずにはいられない、買わずにはいられない、それは人数が多いときも一人の時も同じで、今日は3カ所に買い物に行き、重い買い物袋をさげて帰りながらこれは「病気」だなと思った。
牛頬肉500gも買ってしまい、焼く。かたいから噛んで噛んでしっかり噛んで、顎が筋肉痛になるぐらい50回くらい噛んで、肉の味を十分に味わう。脛肉や頬肉などかたい肉が美味い。柔らかくとろけるような肉はもういりません。




5月10日(土)

タパスいろいろ


Chorizへ。タパスを3種類作る。今度やるパーティーの試作。一番のお気に入りは、生ハムの上にアンチョビ、ゴルゴンゾーラを乗せ、飾りにパセリ(写真手前左)。スペインのビルバオで食べて感動した組合せ。タパスをいうのはバスク地方の料理(だと思ったけど、そうですよね、省三さん)。

こんなにたくさん作るとなんか模型みたいできれいじゃないですか?

原宿にある「AUX BACCHANALES」が6月8日で閉店するらしく、家からも近くなり朝もたまに焼きたてのパンを買いに行っているだけにとても残念。AUX BACCHANALESが入っている建物「パレフランセ」が老朽化で建て替えるためらしいけど、あのいい雰囲気が消えてしまうのは寂しい。同潤会がなくなり、パレフランセも壊され、表参道も東京の他の街と同じようにどんどん変化する。良いものはどんどん壊されるばかり・・・。
なくなる前にメシ食いに行きませんか?
アヴォア〜AUX BACCHANALESメシ会募集中。




5月2〜4

萩へ






魚が肉より安い町、我が故郷「萩」への小旅。
まあ、魚魚魚・・・写真の通り魚ばかり食いまくりました。それがまた安いのなんのって。上から2枚目の写真の皿は、萩へ行く途中、山口の魚市場で買った刺身なんだけど、これだけで何と¥1000少々。鯛・イサキ・ミル貝・カワハゲの肝・フカの湯引き。ほとんどの刺身が¥200で、それも朝採ってきた魚をその場でおろしていて、「山口魚市場」かなり興奮した。
一番美味しかったのが「フカの湯引き」。身はハモのように上品でそれにゼラチンが付いてるもんだからあの姿からは想像できない繊細な味。鮮度なのか何故なのか?よく分からないけどとにかく美味かった。
下から2枚目、これも市場で見つけてものなんだけど魚の砂肝のような場所。何の魚か聞いたけど良く聞き取れず、大きさから想像するとかなり大きな魚。味は鶏よりあっさりで色白。こりゃ高級食材だろう。
一番下はエソ(?)の皮でゴボウを巻いた「ゴボウ巻き」。萩にある蒲鉾屋さんの名物。いつも買いに行く店。

萩がなぜ故郷かというと、俺のお爺お婆は萩の人で、だから俺の血の半分は萩からの血が流れているのです。

萩はとても美しい町で、日本の他の町と比べてみて何でこんなに美しいのかな〜と考えたところ、単純だけどそこには「文化」があるんですね。古くからの「文化」があってそして今でもその「文化」が創られているんだということに気付いた。萩の人にとっては普通に生活していることでもそれが萩の「文化」を作っていて、その一つが新鮮な魚を食べられることで、肉より安く魚を手に入れられることで、「メシは文化だ」と実感したとても良い旅でした。



(c)shuya.ao 2001.06〜