1月25日(日)

Risotto alla milanese



ボローニャ出身のイザベラに教えてもらったレシピでサフランを使ったミラノ風リゾットを作る。リゾットなんてお粥じゃろ〜と今まで作らなかったんだけど、イタリアのしっかりした米をアルデンテで食べる方法としてはなかなか完成された料理じゃね。
タンとセロリのサラダ、鶏肉と野菜の蒸し焼きといっしょに食べればちょっとした優雅なランチだ。少しガスの入った甘口赤ワインといっしょに。
いろんな種類のリゾットとメインを選べるリゾットレストランなんて日本で流行りそうだけどな。

夕方の代々木公園→原宿→渋谷散歩。街は春物。

Ciao, Isabella! Come stai? Sto bene.
Ho cucinato il risotto alla milanese con i miei amici per pranzo. Era ottimo. Second me il parmigiano e il vino rosso sono importanti.
Ci vediamo prossima settimana.

Ciao, Ciao !!




1月19日(月)

蒸し金時



この冬は芋類をよく食う。サツマイモに始まり里芋、海老芋、もちろんジャガイモも。我が家の食料棚にはいつも芋類が転がっておる。生でも料理後でも保存がきくので、便利な食材だ。
サツマイモは豚汁に入れたり、ポトフに入れたりするんだけど、そのまま蒸しておやつにすることが一番多い。たくさん蒸しておいて、小腹が空くと朝昼晩、いつでもパクッ、誰かが来ても「芋食う〜?」とすすめられる。

金時を蒸して、まだ熱いうちに切り口に和三盆を塗る。すると熱で和三盆は溶け、芋に染み込み、輝いてくる。抹茶を振りかけても良し。

のカニ物語。尾道の海へ還ることができたが、時既に遅し。「瀬戸内海カニ伝説/LEGEND of KANI in Setonaikai Sea」はまだ生まれていない。




1月12日(月)

寄島の牡蠣



福山に住む同級生から、代々木上原に住む同級生宛に寄島の牡蠣が送られてきて、それを我が家に持ってきての晩餐会。これがまたすごい量なのだ、一斗缶にいっぱい、数えてはないが100個はあるだろう。12Kgらしい。牡蠣剥きナイフで身を取り出そうとやってみるが、TVで広島のおばちゃん達がゴム手袋はめて並んでしゃきしゃき働いてるようには上手くいかず、牡蠣も小さく、手は傷だらけ、身はつぶれ。作戦変更で全て蒸してそのまま食べるも良し、コンフィの油でえのきと炒めるも良し、鍋も良し。6人でたらふく食べてもまだ2,30個余るほどで、しばらく牡蠣はいらん。ごち。

寄島というのは岡山県にある港町なんだけど、俺達のイメージの寄島はヤンキーばかり、海は水島コンビナートで汚染され、高校生は自転車1時間こいで学校へ、椰子の木の植えられた変な人工海水浴場と「なんなぁ〜、寄島かっ」なのだが、福山で売られている魚は寄島産も多く、最近ちょっと見直しつつあり。しかし、いくらがんばっても寄島じゃけ〜のぉ〜なのだが。

で、その一斗缶の牡蠣の中にカニが一匹限れ込んでいた。1cmほどの小さいカニなんだけど、食うにも食えず、瀬戸内からやって来たカニをこの東京砂漠に逃がしてしまうわけにも行かず、だいたいこのカニは海のカニだし、ここは海も遠く川さえない。今夜は牡蠣と煮干しを入れた花瓶の中に放してみるが、もし明日の朝生きていたら瀬戸内に送り返そうと思う。尾道の海に。だからかおりさんその時はお願いします。




1月1日(木)

お正月



明けましておめでとうございます。

今年のお正月休みは、前半は魚、後半は肉、そして最後はやはり魚で飾った。カレイや鯛の塩焼き、カワハギの煮付けとお刺身、アサリの味噌汁、鯛のアラのお吸い物、普通の地の魚定食が一番豊なんだ。
家にいると友達やお客さんが次々にやって来て、晩餐晩餐そして晩餐。メシはたくさんの人数で賑やかに食べるに越したことはない。

正月一日の晩餐はブリ・カンパチの刺身、鰹のタタキにはじまり、大量の牡蠣フライ、タラバガニの山椒焼きと松葉蟹、クリスマスに送った子牛の脛肉のコンフィ、焼き牡蠣、豆乳しゃぶしゃぶ、イクラ丼、大晦日に食べきれなかった年越し蕎麦など。

御神籤大吉。桜の咲く頃には・・・

「今日のメシ」、今年もよろしくお願いします。




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