11月26日(日)

誕生日にジビエの会


今年もチョリスで開催された「ジビエの会」、俺は大量の肉塊を焼き、肉塊をさばき、これでもかというほどの量をみんなに取り分けた。赤いシャツを着て。
2,3Lはありそうな巨大な大山鶏はホイルでくるみ、炭でじっくり2,3時間かけて焼いた。フランスで仕留められ空輸されてきた黒ウサギちゃんは強火の遠火でこれもじっくりと。水上温泉から届いた捕れたての鹿は古田さんがカルパッチョにした。子羊の背肉は骨ごと塩釜に、肉の表面に蜂蜜を塗りこんでから塩で包む。この蜂蜜は大成功。

肉は焦らずじっくりと丁寧に焼くこと。焼き方で味は変わるのです。
しかしまあ供養しなきゃいけないくらいに食い過ぎた。しばらく肉はいらない。やさしい味噌汁が飲みたい。




11月20日(日)

キャビアon 鮭炒飯


ロシア大使から頂戴したというキャビアが冷蔵庫に放置されていたので頂いて帰る。この病気になりそうなほど超濃厚な味はスプーンですくいレモンを2滴たらしてパクリといくのが一番美味い。毎夜一人で楽しんでいたが飽きてきたのでイクラのかわりに炒飯にのせてみた。良い。

先日「結婚を祝う:その1」として、東京文化会館へギエムの「ボレロ」を見に行った。息も乱さずじわじわと踊る手足の長いギエムは、赤い卓袱台のような大きな舞台の上、男達に囲まれてそれはそれは美しかった。ボレロの音楽が鳴りやまない。
そしてそれ以上に美しかったのが東京文化会館。戦後、これから自分たちが東京を、東京の文化を創っていくのだという大きな希望や夢が確かに感じられる建物。あれを作りあげた人々に感謝。歴史と文化が詰まっている。泣ける。




11月1日(火)

青山祭りへ向けて


やっと質の良い肉にありつけた。ふるたさんが見つけてきた半蔵門に古くからあるという肉屋さん。肉への愛情が感じられる。
青山祭りの一品ローストビーフを作り試食会。ん、

セロリの切り口もハート型で俺達を祝っている。

10月27日夜、リリーが逝った。家族みんなに見守られ、本当に安らかに、静かに息をひきとったらしい。
ちょうどその日俺は出張で姫路に行っていて、帰りに博多行の新幹線に乗ってリリーに会うため福山へ戻ろうかどうしようかとても迷っていた。しかし、日々のモノゴトに追われている俺は東京行きの新幹線に乗った。夜、家に着くと母からリリーの調子が朝から良くないという内容の留守電が入っていた。
俺はリリーと出会えて本当に幸せだった。俺だけではなく、リリーと出会ったたくさんの人は同じような思いだろうし、何よりもリリー自信とても幸せだっただろうと思う。思い出すのはリリーの笑顔。
リリーよ、安らかに眠ってくれ。ありがとう、愛してるぞ!

そして俺は天国にいるリリーに見守られ、この人と出会えたことこそが運命と呼ぶものではないかと感じる、心から素敵な愛すべき女性と11月4日結婚をする。




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