3月25日(土)

焼き鳥祭り


今夜は大将役。
ずっっっっっと5年前ぐらい前から欲しかった珪藻土の七輪をついに購入し、冷たい風も少しは心地よくなってきたテラスで焼き鳥祭り。大山鶏をさばき、串に刺す。50本以上は作っただろうか、大仕事。こりゃあ焼き鳥屋さんって大変だ。
珪藻土の七輪がとてもよく出来ていて、火のまわり、火からの距離、大きさなど完璧。肉はじっくり焼くこと。
最後は山椒をたっぷりきかせた鶏皮炒飯でしめたのでした。

しばらくの間、週末は焼き鳥屋さんを開店することになりそうだ。要予約。




3月21日(火)

世界一


時代は動いている。アメリカが準決勝に出場できなかったことが歴史の中でどれだけ大きなことか。審判が味方しても、自国で開催しても勝てないアメリカの皮は剥がれてきているのだ。もうアメリカは強国でも大国でもないのだよ、小泉さん。

俺が感じるに、これから世界の中で日本と日本人の役割というのがとても重要になってくるはず。器用なとこ、地道なとこ、曖昧なとこ、善人なとこ、これらが世界を巧く繋げていくだろうと。

今日は興奮してテラスに出て外を眺めていると、向かいの家の女の子が洗濯物いっぱいのベランダでプラスチックのバットを振り上げていた。分かるぜその気持ち!




3月10日(金)

ボロネーゼ


近くに住むイタリア人家庭へおよばれ。お正月に石垣島で買ってきたというシーサーがでんと迎えてくれる。隣には猫のファンタレオも座っていて。
彼女たちはボローニャ出身なのでボロネーゼ。ボロネーゼはタリアテッレで作るのが当前で、スパゲッティーで作ることはあり得ないんだよという。なるほど、東京の尾道ラーメンに細めんを使っているようなものか、な?
彼は自動車部品の仕事をしているので、日本の古い道具にとても興味があるらしく、部屋には古いのこぎりやちょんな、鑿などが飾られていて、それがまた美しいのである。中でも日本刀が一番好きで、持ってない?なんていつも聞かれるんだけど、まあ普通は持ってないよなあ。倉とか探してあったらプレゼントするんだけれど。

誰か持ってないですか〜?




3月7日(火)

毛蟹と稲田屋


一泊二日の帰福でたくさんの救援物資を抱えて東京へ戻ってくると、ちょうどタイミングを見計らったように北海道から毛蟹が届いた。もしや生きているのではとビビったが、手足をがっしり結ばれぐったりした蟹はすでに茹でられていた。蒸して温め直し、わさびをおろして頂く。thanks, Tutti!
福山で買ってきた稲田屋の串と萩の蒲鉾とわかめ、母の肉じゃが、ありがたいありがたい。

最近電車の中でけんかに何度か遭遇した。肘があたっただの、くちゃくちゃガムが不愉快だの。ひめじも福山もシャッターの閉まった店が多く、空き地が多く、新しく建つのは背の高いマンションと、巨大なショッピングモールばかり。計画なく計画された道路だけが街を貫き、人の暮らしは街に通っていない。5年後のことは分からないが、5年先には風景が変わってしまうだろう。わずか5年で。明るくはない。

美味い美味いと喜んでばかりもいられない。
動かなければ。



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