8月28日(月)

外で食べる


夏休み最後の週末、伊豆へ。
去年は瀬戸内文化圏の旅と称して香川、広島を巡ったが、今年は日程も短く少しのんびりと伊豆で過ごす。

植物がとなりと競うように天へ向け、太陽をつかむために上へ上へと伸び放題。特にブーゲンビリアと紫陽花、アロエの争いは凄まじく、ブーゲンビリアは棘のある枝を触覚のように伸ばし花を守る、紫陽花はもはや紫陽花であることを忘れ2mを超える高さに育ち樹となる、アロエは地を這いまるで緑の鬼ヒトデの集団のよう。ここでは植物も動物も人間も奔放に生き、他をあまり邪魔せず、かといって負けるわけにもいかず。それぞれの生き様があり、領域がある。

今回は俺が働かずとも、若者がせっせせっせと動いてくれて、作ってくれて、片付けまでしてくれてとても楽だった。全部とっても美味しかったよ、ご馳走様でした。




8月23日(木)

外で食べる


最近はこんな感じである。
我が家でのほとんどの食事は「外食」であります。「外食」とは部屋の外で食べること、ここでは決して広くはないけどまあ狭くもないテラスで食事をすることを言います。

この部屋はちょうどまわりの建物から頭一つ飛び出した高さにあるので、こんな東京にありながら景色は開け、風もビュンビュン吹き抜ける。まわりの住宅の屋根がちょうど目線の高さにあるから、屋上のある家で洗濯物を干す奥さんや、クラブを振るおじさんやらと目を合わすこともよくある。数件隣に住むアメリカ人夫婦に手を振ってみたり。気分が良い場所なのだ。

今朝は日差しがまぶしかったので頭を布で覆ってみた。

そして今日は視察出張ということでIKEAに行ってみました。夏休みなので子供とお母さんという組み合わせが多く、子供たちははしゃぎ回り、まるで遊園地みたいだったけれどIKEAは予想以上に凄かった。俺もはしゃぎ回ってしまったくらいに。
ほとんどの商品はmade in chinaで、値段はこちらが心配してしまうくらい安いのだが、彼らの生活することへのメッセージがよく感じられてブラボーなのでした。子供用品のかわいらしさは到底かなわんね。

これから日本にIKEA旋風の予感。




7月29日(土)

広い家で食べる


最近はこんな感じである。
家が5倍くらいに広くなった。とはいっても一ヶ月限定ではあるのだけれど。

広い家に2人の友を招き晩餐。もう7年が過ぎてしまった沖縄、今帰仁での思い出を語りながら。

メニューはタンドリーチキンとジャークチキン、エリンギのピッツァ、豚と茄子のパスタなど。ジャークチキンとはジャマイカの料理らしく、かなり辛くスパイスィーな緑色のペーストに鶏をつけ込み(そのペーストは俺たちには辛すぎるのでヨーグルトや蜂蜜を混ぜて)、オーブンで焼いたもの。辛いのだが興奮する一品。

広い家にはトイレが3つもあるのでお客さん用に一つ、というような使い方も出来る。会話に疲れるとソファーで足を伸ばしその会話を遠くから眺める、というようなことも出来る。広い家は素敵だ。


「何を食べるのか」ということも大切ではあるけれど、「どこで食べるか」ということがとても大切で面白いことであろうと考える今日この頃。







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