2月9日(金)

鰹節カレー

「鰹節カレー」を知っちゅうがかね。美味いぜよ〜お、「鰹節カレー」、コレは。

インド土産のガラムマサラと土佐土産の生節で作る「鰹節カレー」。基本は俺の作る豚ひき肉カレーと変わらない。生節を小さくほぐして一緒に煮込む、食べるときにはパラッと削り鰹をふりかける。生節を使って一緒に煮込むことで鰹の風味をしっかりと強くカレーになじませる。鰹の香りがたまらんのです。生節というのが大切なのです。

スリランカにはモルディブフィッシュというまさに鰹節のような食材があると『美味しんぼ』でも話題になっていたではないか。

土佐の皆さん、これ行けますよ。必ず名物料理になりますよ。街おこしできますよ、コレっ。

ぶち美味いわあ、「鰹節カレー」。俺は天才だ。




2月3、4日(土、日)

古本とアップルパイとバルサミコ


今年もルヴァンが有難い。3日朝、できたてアツアツのアップルパイを切り分けるHさん。肉厚のりんごに魅せられ、バケットとアップルパイを購入。ここ2,3年作ってくれない栗のパイを思い出す美味しさ。
バケットにはカレーを載せ、その上にマンゴーチャツネをほんのワンスプーン。
二日続けてできたてアツアツのアップルパイを食べる贅沢。

3日は神保町へ。周期的に心躍る古本屋巡り。今日はちょっとしたお小遣いを握りしめ出発。二川幸夫が写真を撮り田中一光が構成をした『沖縄の民芸』(1964年)、矢萩さんの『VISIONS OF JAPAN』(激安大当たり)、陣内さんの『ヴェネツィア』。大満足、本は出会いである。その勢いで皇居の横を通り抜け、麹町へ。ジョギングする人々。ちょうど森達也の『日本国憲法』を読んでいるので皇居の存在を感じてみる。次の目的は絵本『ちいさなおうち』のような肉屋の大田屋。大田屋のおやじさんは肉の切り方ひとつまじめに丁寧で、目が澄んでいていつも心洗われる。

1万歩は超えただろう。

その太田屋の豚肩ロースを薄く切り、IsaとPaoに貰った高級バルサミコを2滴かける。どろっと濃厚で甘いこの高級バルサミコはなんにでもかけるというわけにはいかない。イチゴとかジェラートとか鶏肉とかローストビーフとかにはかけてもええのだが、サラダにかけてはいけんのである。それも1滴か2滴だけ。ナニニカケタノ?ナンテキカケタノ!とイタリアでは夫婦喧嘩になるとかならないとか。使うのに緊張する食材なのだ。

4日は近いのに行ったことのなかったギャラリーTOMへ。交差点の角から階段を上る入り方、ギャラリーから見える交差点、ビルに囲まれたテラス。なるほど。
ボールペンを買いに行った文房具屋では素敵なご婦人と同じ黄色いボールペンを購入。

近くなので5千歩といったところか。



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